住宅会社の選び方を徹底解説!この3項目をクリアすらしてない住宅会社は選ぶな!

住宅メーカー選び

住宅を建てる時に、どの工務店かハウスメーカーで悩む方がいると思います。
省エネ基準地域区分で分けられている【温暖地】【寒冷地】関係なく、夏は涼しく冬は暖かい家にしたい方は、まずは最低限の3項目をクリアしてない住宅メーカーは選ばないで下さい。
家なんて、安くてナンボ!夏は暑くて冬は寒くていいけど、何があってもオシャレな家でデザイン優先したい方は、デメリットもわかった上で、最終判断をして決めるのは施主なので自己責任です!


標準で樹脂サッシを採用しているか?

まず1つ目は、標準で【樹脂サッシ】を採用している住宅メーカーを選びましょう!
営業トークでよく言われるのが、温暖地には樹脂サッシ必要ないですよ!
温暖地は紫外線が強いから、樹脂サッシはすぐにボロボロになりますよ!
だから、耐久性が高いアルミ樹脂複合サッシで充分ですよ!と言う住宅メーカーは絶対に契約してはダメです。
樹脂の熱伝導率は【アルミの約1/1000】と言われ、それだけ熱が伝わらないということです。
アルミ樹脂複合サッシは外側がアルミなので、夏はアルミに熱が伝わって室内も暑くなり、エアコンの効きが悪くなります。
逆に、冬は外の冷気がアルミに伝わって表面温度が冷えて室内側が結露する原因にもなります。
室内側が結露するって事は、壁内結露がおこってて、壁の中の木材が腐ります。
シロアリさんは、腐った木が大好きなので、すぐに食べにきますし、気付いた時には、もう手遅れです。


樹脂サッシに使われている素材は塩ビ【PVC】で、紫外線対策で各メーカーで樹脂表面に【アクリル積層】を塗布してるおかげで、色褪せたり紫外線で劣化することは、まずありえません。
アクリル積層を塗布してるので、現在の樹脂サッシの耐久性は約50年ほどで一切問題ありません。
樹脂サッシは値段が高くなるし…と思われている人も多いと思いますが、標準で樹脂サッシを採用している住宅メーカーは、アルミ樹脂複合サッシと、仕入れ値がほとんど変わりません。
樹脂サッシをオプション扱いの住宅会社は、普段から樹脂サッシを仕入れてないので、オプションが高額になってしまいます。

全棟気密測定をおこなっているか?

工務店やハウスメーカーに限らず、住宅メーカーのHPには【高断熱・高気密】と謳っていますよね。
断熱性能は【UA値】と言う数字でパソコン上で計算ができて、簡単に出せます。
気密性能は【C値】と表記されて、一般的にC値1.0以下が高気密住宅と言われています。
数値が低いほど高気密住宅です。
C値の出し方は、全ての現場で機械を使って気密測定してC値を計測します

住宅メーカーは、高気密と謳っているのに、気密測定はしてません、実測のC値は分かりません!
でも、HPでは高気密と謳っているのが施主を馬鹿にするのもいい加減にしろって思いますよね。
あと、オプションで気密測定してもいいけど、C値1.0以下は約束できないよとか当たり前に言ってきます。
では、気密測定をしてC値1.0以下が必要なのかというと、建物に隙間が多いと隙間風がたくさん入ってきて、夏は暑く、冬は寒い家になるからです。
冬場でダウンジャケット着てても、前を閉めなかったら当然ですけど寒いですよね、高気密住宅の原理も一緒です。
隙間がない高気密住宅は、空調計画もできますし、C値が悪いと毎月の光熱費も高くなります。
住宅業界では、全棟気密測定をしている会社ほど、良い住宅&良い仕事をする指標と言われています。
気密測定をする事は、数字が結果で出るため、現場の緊張感も違いますし、大工さんの腕が良くないと良い数値は出ません。
3つ目にも該当しますが、気密性が悪い住宅は換気計画がちゃんとできません。

24時間換気システムでパイプファンを使う会社は選ぶな

24時間換気システムで標準で【パイプファン】を採用している会社は絶対に選んではいけません。

24時間換気システムが義務付けられたとはいえ、パイプファンでは計画換気が一切できません。
パイプファンで使用しているモーターの威力が弱すぎて、キッチンの換気扇を動かしただけで逆風したり、外の風が強いと想定以上の風が入ってきたりゴミが入ってきたりします。
パイプファンはモーターの威力が弱いので、室内の空気がちゃんと排気が出来ずに、汚い空気溜まりが部屋にできます。
そういう不健康住宅で暮らしていると、アレルギー疾患や睡眠障害になったりします。
そもそも、換気システムの性能を発揮するには、高気密住宅にしないと、計画換気ができません。
換気システムは色々種類がありますが【1種換気・3種換気】でも、シロッコファンを採用したモデルで、メンテナンスをしやすい物を選んで下さい。
換気システムの選び方は詳しくは別のブログで記載します。

まとめ

住宅メーカーを選ぶなら、この3つの最低条件すらクリアしてない【工務店・ハウスメーカー】は除外しましょう。
そこから、自分の好みに合うデザインや標準仕様など、予算内で選べる住宅メーカーを選定していきましょう。
そんな事より、夏は暑くて冬は寒い、光熱費も毎月ナンボかかってもいいし、家の耐久性も気にせずに、デザイン重視で住宅を建てたい方は、施主の自由なので好きな住宅メーカーで建てましょう!

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